Linux講座にようこそ。このページは「C言語プログラミング入門 - 第14章.ライブラリ関数 - 一般ユーティリティライブラリ」です。
rand関数は0からRAND_MAXの範囲の疑似乱数整数を生成し、srand関数は疑似乱数整数の種(ランダムシード)を設定します。
形式 | #include <stdlib.h> int rand(void); void srand(unsigned int seed); |
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返り値 | rand関数は生成した疑似乱数整数を返します。srand関数の返り値はありません。 |
引数 |
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srand関数でランダムシードを設定していない場合のランダムシードは1です。また、ランダムシードが同じであればrand関数の生成する疑似乱数整数は同じ値になります。
じゃんけんをします。グーは1、チョキは2、パーは3を入力します。0を入力したら終了します。
$ ./ex14_7_4.prg 1(グー)、2(チョキ)、3(パー) ==> 1 パー。 こちらの勝ちです。 1(グー)、2(チョキ)、3(パー) ==> 2 チョキ。 あいこです。 1(グー)、2(チョキ)、3(パー) ==> 3 パー。 あいこです。 1(グー)、2(チョキ)、3(パー) ==> 4 1(グー)、2(チョキ)、3(パー) ==> 3 チョキ。 こちらの勝ちです。 1(グー)、2(チョキ)、3(パー) ==> 2 チョキ。 あいこです。 1(グー)、2(チョキ)、3(パー) ==> 1 チョキ。 あなたの勝ちです。 1(グー)、2(チョキ)、3(パー) ==> 0 $
getenv関数は指定した環境変数の値を取得します。
形式 | #include <stdlib.h> char *getenv(const char *name); |
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返り値 | 指定した環境変数の値を返します。指定した環境変数が存在しない場合はNULLを返します。 |
引数 |
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system関数は指定したコマンドを実行します。コマンドが終了するまでこの関数は待ち状態になり、割り込み(SIGINTとSIGQUIT)も無視します。
形式 | #include <stdlib.h> int system(const char *command); |
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返り値 | コマンドの終了ステータスを返します。エラーの場合は-1を返します。 |
引数 |
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実行時引数で指定したファイルの内容に行番号を付加して表示します。表示はprコマンドで行います。
$ cat /etc/issue Fedora release 10 (Cambridge) Kernel \r on an \m (\l) $ $ ./ex14_7_5.prg /etc/issue 1:Fedora release 10 (Cambridge) 2:Kernel \r on an \m (\l) 3: $