Linux講座にようこそ。このページは「Linuxの使い方」です。

Linuxの使い方

はじめに

当講座のご案内

Linuxはサーバー及び、デスクトップ用OSとして使用するのが一般的と思われますが、最近は組み込み用OSとしても使われています。スマートフォンやタブレット用OSとして有名なAndroidのカーネルはLinuxです。

この講座ではデスクトップ用OSとして使用することを前提として説明します。なお、デスクトップ環境はKDEとします。

サーバー環境で使うのであれば、ほとんどの操作はコマンドを使用して行うことになると思いますので、コマンドに関する知識は必須だと思います。一方、デスクトップ環境の場合はほとんどの作業がGUI(Graphical User Interface)で出来るようになって来たため、コマンドを使うことは少なくなって来ました。しかし、次のような場合にはまだまだコマンドを使うことが多いと思います。

  • トラブル発生時の原因究明や対応策の実施
  • より効率的な作業の実施
  • システムのチューニングやカーネルの再構築

この講座ではLinuxで標準的に使えるコマンドの使い方に付いて、次の条件で説明します。

  • コマンドと、そのオプションはよく使うと思われるものだけをピックアップします。全てのオプションに付いて知りたい場合はオンライン・マニュアル等で調べて下さい。
  • ディストリビューションやコマンドのバージョンにより、使い方が異なる場合があります。ここではFedoraを基準とします。

なお、文章中の記号の読みは基本的にはJISに従っていますので、一般的な読みと異なることがあります。(あまりにも一般的でないものや、分かりにくいものに付いては一般的な読みにしています)また、コマンド入力中に \(バックスラッシュ)が必要な場合がありますが、Webブラウザ上では円記号で表示される場合があります。当講座の説明中で、円記号が出て来ましたらバックスラッシュ記号に読み替えて下さい。

目次

当講座は次のような内容になっています。また、コマンド名による索引ページも用意してありますので、コマンド名が明確な場合はそちらからお入りいただくこともできます。

  1. コマンド使用の基礎知識
  2. シェルの基本機能
  3. ファイル操作のコマンド1
  4. ファイル操作のコマンド2
  5. より高度なシェルの使い方
  6. シェルスクリプトの作り方
  7. システム管理
  8. 付録
  9. コマンド索引