Linux講座にようこそ。このページは「C言語プログラミング入門 - 第11章.異なる型名データをまとめて取り扱う構造体」です。

図11-2のように構造体変数を要素として配列を作ることができます。この配列のことを当講座では「構造体の配列」と呼ぶことにします。
構造体の配列を宣言する場合も、予め、構造体型名を宣言しておく必要があります。宣言の仕方は通常の構造体の場合と同じです。
要素を操作するには添字を指定しますが、それだけですと1つの構造体(1要素)だけを指定することになりますので、構造体のメンバ一名も指定する必要があります。つまり、配列名と添字および、メンバ一名を指定することになります。
また、ポインタ変数を使って操作することもできますが、その場合もメンバ一名を指定します。
ここでは、構造体型名の宣言は既に行われているものとします。
要素数や添字の指定は通常の配列と同じ要領で指定します。
5人の方の肥満度を計算して正常・異常を判定して結果を出力すると共に、異常の人のみの値を最後に出力します。肥満度の計算とチェックを行うCalcBmiEx関数は1つのソースファイルとして作っています。
$ ./ex11_3.prg
肥満度(BMI)の計算を行います
1. 体重(kg)と身長(cm)を入力してください ==> 67 188
2. 体重(kg)と身長(cm)を入力してください ==> 98 176.5
3. 体重(kg)と身長(cm)を入力してください ==> 43.2 156.5
4. 体重(kg)と身長(cm)を入力してください ==> 55.5 167.5
5. 体重(kg)と身長(cm)を入力してください ==> 75.7 166.5
1番の方の肥満度は18.96です。正常です。
2番の方の肥満度は31.46です。高すぎます。
3番の方の肥満度は17.64です。低すぎます。
4番の方の肥満度は19.78です。正常です。
5番の方の肥満度は27.31です。高すぎます。
肥満度が異常な方
番号 体重 身長 肥満度
2 98.00 176.50 31.46
3 43.20 156.50 17.64
5 75.70 166.50 27.31
肥満度が異常な方は3人でした
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